トンネル背面空洞調査
トンネル背面空洞調査
①背面空洞注入孔のためには、事前に、地形・地質について調査が必要
②背面空洞注入孔の計画時、事前に、注入範囲の背面空洞の範囲・深さを把握する
背面空洞の範囲・深さの確定は、ボーリング調査や非破壊調査(電磁波レーダ調査等)等の方法がある。
ボーリング調査は、調査孔からの目視や、ファイバースコープにより背面空洞や、地山の状態を確認し、採取したコアにより覆工コンクリートの状態を目視、室内試験等により確認する調査法である。
電磁波探査法(地中レーダ)は、広範囲にレーダを走査することにより、背面空洞の分布や、巻厚を測定する方法である。
また、電磁波探査法では、支保工位置がわかるため、調査孔削孔時や、注入孔設置工事の時に利用することができる。
トンネル背面空洞調査は、20年以上の実績があります
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ボーリング調査や電磁波レーダ調査・目視打音調査等により、覆工巻厚、ひび割れ等の変状、覆工の強度を確認・推定することにより、対策の要否・注入工法・注入材料の選定等の判断材料となる。
覆工巻厚は、150~200㎜に満たない場合、セメント系の注入材を注入した場合、注入材の自重により、破壊落下の危険性があるため、巻厚が200㎜程度以下の箇所は、十分な検討が必要である。また、巻厚不足は、経年劣化ではなく施工時の充てん不足であるため、同じ作業班が、同じ材料、工法を用いて、同じ技術レベルで施工しているため、同じ個所に同じ不具合が生じている場合が多いため、他に同様な巻厚不足が無いか注意することが必要である。
また、周辺のひび割れ箇所から、注入工事時に注入材が流出する恐れがあるため、十分にひびわれ調査等し、現状把握する必要がある。
強度については、圧縮強度試験や、シュミットハンマー試験によりコンクリート強度の確認と、施工不良によるジャンカの程度を把握しておく必要がある。
空洞の大きさについては、空洞厚さが60㎝程度以上あるような場合、地山の崩落により覆工コンクリートが破壊される恐れがあるため、地山の状態を把握することが重要である。
地山の状況
ファイバースコープ(内視鏡)IPLEXRX
電磁波レーダ装置
GP8100,GP800,SIR3000,SIR4000等