GP8800は、スイスのProceq(プロセク)社が開発した、コンクリート内部の鉄筋を非破壊で探査する高性能な電磁波レーダーです。SFCW(Stepped-Frequency Continuous Wave)技術を採用し、従来の機器よりも高精度かつ深部の鉄筋探査を可能にしました。
高精度な探査: 0.4~6.0GHzの幅広い周波数帯域を使用することで、最大65cmの深さまで鉄筋を検出できます。
軽量コンパクト: 約487gと軽量で、片手で操作できるため、狭い場所での作業も容易です。デッドスペース45mm
高機能: iPadとの連携により、リアルタイムで測定データを確認でき、3D表示も可能です。
多様な探査対象: 鉄筋だけでなく、PC鋼線、塩ビ管、ケーブルなどの非金属物も探査可能です。
電磁波の放射: 機器から電磁波をコンクリート内部に放射します。
反射波の受信: 鉄筋などの界面で反射した電磁波を機器で受信します。
信号処理: 受信した信号を解析し、鉄筋の位置や深さなどを算出します。
データ表示: iPad上に、2Dまたは3Dの画像として表示します。
建築現場: コンクリート構造物の補修・改修工事前の調査、既存建物の劣化診断など
インフラ点検: 橋梁やトンネルなどのインフラ構造物の劣化状況の評価
配管工事: 配管の位置確認や障害物の検出
非破壊検査: コンクリートを破壊することなく、内部の状態を調べられます。
高精度: 高い周波数帯域を使用することで、従来の機器よりも高精度な測定が可能です。
迅速な調査: 短時間で広範囲の調査が可能で、作業効率が向上します。
安全な作業: 事故のリスクを低減し、安全な作業環境を実現します。
コンクリートの状態: コンクリートの品質や水分量によって、探査深度や精度が影響を受けることがあります。
操作者のスキル: 正確な測定を行うためには、操作者のスキルが必要です。
環境条件: 周辺の電磁波ノイズや温度・湿度などの環境条件が測定に影響を与える場合があります。
GP8800は、コンクリート構造物の調査において、高い精度と操作性を兼ね備えた鉄筋探査機です。非破壊で迅速な調査が可能であり、建築現場やインフラ点検など、幅広い分野で活用されています。
GP8800端部の鉄筋探査 最後の1本
梁部端部
GP8800端部の鉄筋探査 最後の1本
GP8800端部の鉄筋探査 最後の1本
面取り部
GP8800端部の鉄筋探査 3D
GP8100 なら47秒、8800は1分40秒